新型コロナウイルス感染拡大防止のために休止しておりました、重要文化財今西家住宅の一般見学を7月1日(水)より再開いたします。新型コロナウイルス感染拡大防止策をとり、皆様に安心してご来場いただけるよう、努めてまいります。
=新型コロナウイルス感染拡大防止対策=
ご来場の皆様の安全・衛生確保及び新型コロナウイルス感染拡大防止のため、以下の事項へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
次の方はご来場・ご見学できません。
●37.5度以上の発熱がある方
●風邪(発熱や咳など比較的軽い風邪症状、味やにおいの感じ方がおかしいと感じたときを含む。)の症状のある方
●2週間以内に海外から帰国・入国した方
●2週間以内に感染者(疑いの方を含む)と濃厚接触のあった方
なお、ご来場にはマスクの着用が必須です。(ただし、2歳以下のお子様は除きます)
尚、今後の新型コロナウイルスの感染状況により、重要文化財今西家住宅の見学実施を再度休止させていただく場合は、改めて当ページでお知らせいたします。
ご来場の皆様にはご迷惑とご不便をおかけいたしますが、何卒、ご理解・ご協力賜りますよう、お願い申し上げます。
事前予約制となっておりますので、ご予約がない方は入場できません。
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十市県主今西家は神代より磯城の地に根を下ろし栄枯盛衰をくりかえし幾星霜。
永禄年間に突如として町が生まれた。それは今西家先祖が十市遠勝ら一族郎党と共に今井へやってきた時期である。
町の周囲に堀を穿ち最前線である西口に櫓を築き武装して、天正三(1575)年、再三にわたる降伏勧告を突っぱねて本願寺と結んで時の権力者織田信長と戦った。しかし、顕如上人が和睦を申し入れたため戦いの大義をなくし、堺の茶人津田宗及の仲裁によって武装放棄を条件に赦免状が与えられた。同年冬、信長公が今西家に本陣を置き「萬事大坂同前」とする自治特権を認める裁決を下した。褒美を下賜し、当家を眺め「やつむね」と唱え本陣を後にした。また、大坂夏の陣の際、豊臣方の大野治房麾下との激戦があり河合清長以下鉄砲隊の活躍によって町は無傷のまま残った。その功績を称え、家康公ことづけの来國俊薙刀を拝領し、今井の西口を守ったことにより名字を今西とすることを勧められた。明治維新後(明治三)1870年10月、今西逸郎は今井町の市中取締役を引き続き任ぜられ、町政にあたった。新政府から男爵位をすすめられたが辞退し、今井町近隣に持ち上がった鉄道駅建設計画に反対した。この英断により乱開発が阻止され、今井町の町並みは残り、後に重要伝統的建造物群保存地区に選定されるに至ったことは、当家の誉れである。
三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)が自治を許し、三宗匠(今井宗久、津田宗及、千利休)が愛でた戦国時代の古い町並みが残る今井町には、見る者を感動させるものが暮らしの中で息づいています。当法人では日本建国の地「橿原市」において、歴史と伝統を守り継ぎながら重要伝統的建造物群保存地区「今井町」の観光を促すと共に、文化財の公開活用および歴史伝統文化の体験事業の運営をはかっております。
公益財団法人 十市県主今西家保存会
建築史家から「民家の法隆寺」といわれる重要文化財今西家住宅の概要(わが国最古の帳台構え,三階倉倒壊)を伊藤ていじ氏の説明で解説。
いにしえより磯城彦から磯城県主と志操を継承してきた十市県主今西家一族のあゆみと由来について、考古学者樋口清之氏、歴史学者永島福太郎氏に執筆していただいた資料を編集し、解説いたしました。
Outline of An important Cultural Property The Imanishi Family Residence in Imaicho,Kashihara-shi,Nara/External links/Access・Guide of the tour
公益財団法人 十市県主今西家保存会
Public Interest Incorporated Foundation, Association for The Imanishi of
Tochiagatanushi clan Preservation
〒634-0812 奈良県橿原市今井町3-9-25
TEL,FAX: 0744-25-3388
Email: info@imanishike.or.jp