美保神社ご参拝
天孫降臨に先だち天つ神の使の神が出雲にお降りになって大國主神にこの國を天つ神に献れとお傳へになった時、事代主神はたまたまこの美保碕で釣魚をしておいでなされたが、父神のお尋ねに対し、畏しこの國は天つ神の御子に奉り給へと奉答せられ、海中に青柴垣(あをふしがき)をお作りになり、天逆手(あめのむかへで)を拍っておこもりになり、大國主神はそのお言葉通り國土を御奉献になったと傳へてゐる。かくて事代主神は多くの神神を帥ゐて皇孫を奉護し我國の建國に貢献あそばされた。又神武天皇綏靖天皇安寧天皇三代の皇后はその御子孫の姫神で、國初皇統外戚第一の神にあたらせられ、なほ古来宮中八神の御一柱として御尊崇極めて篤い神様である。
原文に「青柴垣打成」とあるが、打つは拍手に掛からず、手を打つとは手段をとるという意味で青垣とは、倭之青垣を差し御諸山(三輪山)に移ることを暗示している。
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