文化

文化 · 2018/06/16
江戸時代の大和には、多数の名産品が存在しました。 奈良盆地での稲作は、畑や田地でも盛んに行なわれていましたが、木綿が高収益を期待できる商品作物として、稲と競合するように作付けされるようになり操綿屋が盛んになりました。 また、盛衰してしまった奈良晒(ざらし)は、越後上布に勝るとも劣らない最上の麻製品で南都随一の産業となりました。 奈良町を中心に織り出され加工された高級麻織物は、江戸幕府の御用品にも指定されて統制と保護が加えられるほど栄華を極めました。武士や富裕な町人の裃などの礼服や夏向きの衣料として重宝されていました。
文化 · 2018/06/08
座右の銘である「承前啓後」について覚書を記す。啓はひらくとも読み、私の名前の一字です。 (1)過去をうけて未来を開く。 (2)上文を受けて下文を発展させる。 (3)前人の経験成果を受け継ぎ,新しいものを創造する(多くは学問や事業などについていう)。 中国の福建省永定県高頭郷に『承啓樓』《明末崇禎年間(1628~1644)に起工され、康煕四十八年(1709)にようやく完成したという、「江」一族の土樓。》があります。その碑に、 承前祖徳勤和儉  啓後孫謀讀與耕 [書き下し] 承前(しょうぜん)の祖徳(そとく)は勤(きん)和(と)儉(けん)。 啓後(けいご)の孫謀(そんぼう)は讀(どく)與(と)耕(こう)。[訳] 受け継いでいく祖先の徳は、家族円満にして共に助け合うことであり、他人を思いやる心がけと勤勉と倹約だ。 発展させる子孫の行いは、晴耕雨読だ。